前回のブログに続き「○○への道」というラジオ番組のコーナーの選曲(セットリスト)を勝手に考えてみます。今週 8/12(水) の放送は,山崎まさよし「One more time, One more chance」への道です。

 選曲を考えるための材料は,以下のようなものがあります。(以下,登場人物敬称略)

● 山崎まさよし といえば,事務所「オフィス・オーガスタ」所属。オーガスタ は音楽界ではよく知られた事務所であり,アーティストの仲が良いことでも有名。ここに所属するアーティストが,今回の選曲構成のメインになります。

● 山崎まさよし が楽曲提供した国民的アイドルのあの曲は欠かせません。

● 曲の中に登場する「桜木町」。この地名がそのままタイトルになっている,横浜を代表するアーティストの曲も有力候補です。

● 山崎まさよし のアーティストとしての特徴を考えてみると,最近では珍しいブルースシンガーであることや,歌手ならではの俳優であることが挙げられます。「歌手ならではの俳優」とは,歌手が本業で,歌手としての表現力が俳優としての存在感を高めているという意味です。アイドルが歌手と俳優を両方やる,俳優が歌も歌う,歌手としての名声を生かして俳優でも活躍する,これらのケースは多くありますが,山崎まさよし のように歌手であることに立脚している俳優は,日本では希有な存在です。ブルースシンガー,歌手ならではの俳優,という路線で他のアーティストを探してみます。

 さて,これらの材料を基に,セットリストを組んでみたいと思います。前回同様,《Talk》 は,流れがわかる情報に絞ります。


《Title Call》 山崎まさよしOne more time, One more chance」 への道!

① 「セロリSMAP

《Talk》 「セロリ」は「One more time, One more chance」の直前に発売された 山崎まさよし のシングル曲。それを SMAP がカバーしたことで 山崎まさよし の世間の認知度が上昇。山崎まさよし を語る上で欠かせない1曲を最初に。

 次は「One more time, One more chance」の歌詞に出てくる「桜木町」に着目。桜木町は横浜の中心地の地名。この地名がすばりタイトルになっている曲を作ったのは,横浜出身の男性デュオ。

② 「桜木町ゆず

③ 「GLAMOROUS SKYNANA starring MIKA NAKASHIMA

《Talk》 ゆず に続いては 中島美嘉 が映画『NANA』の役名の名義で発表した,この映画の主題歌。映画でバンドのボーカル役を演じ,劇中で歌われたこの曲が大ヒット。中島美嘉 はテレビドラマの女優デビューも歌手役。山崎まさよし は「歌手ならではの俳優」という希有な存在だが,中島美嘉 は同じ特徴をもつ女優だと言えるだろう。映画の主役による主題歌という点も「One more time, One more chance」と共通。

 さて,山崎まさよし を語る上で,所属事務所の「オフィス・オーガスタ」は不可欠。オーガスタ の生みの親である バービーボーイズ の 杏子 のこの曲に 山崎まさよし はコーラスで参加。後に 福耳 の名義(山崎まさよし,杏子,スガシカオ のコラボ)で「星のかけらを探しに行こう Again」を発売しヒットした曲の元曲は 杏子 のシングル曲。

④ 「星のかけらを探しに行こう杏子

《Talk》 CM明けも オーガスタ のオンパレード。

----- CM -----

⑤ 「One more time, One more chanceさかいゆう

《Talk》 オーガスタ のアーティストが集い作成した 山崎まさよし のトリビュートアルバムでこの曲をカバーしたのは,歌声とグルーブ感が際立つ後輩の さかいゆう。オーガスタ のアーティストは,ベテランも若手も,個性豊かな歌声を持つのが大きな特徴。続いては,山崎まさよし と同じ時期にブレイクした盟友の,「One more time, One more chance」がヒットした1997年に発表されたこの曲。

⑥ 「黄金の月スガシカオ

⑦ 「よー、そこの若いの竹原ピストル

《Talk》 スガシカオ に続いては,オーガスタ 所属で 山崎まさよし と親交が深い 竹原ピストル。ブルースシンガー,歌手ならではの俳優,胸に迫り来る歌声,全て 山崎まさよし と重なる。竹原ピストル が 山崎まさよし のブルース魂を受け継ぐ存在になるだろう。

 竹原ピストル がブレイクしてもなお,山崎まさよし は J-POP 界で唯一無二の存在。23年前にヒットしたこの曲の歌声,詞,旋律,そして世界観は,今なお,煌びやかで重厚な輝きを放つ。

⑧ 「One more time, One more chance山崎まさよし


 惜しくも入れられなかった曲やアーティストを以下に。

元ちとせスキマスイッチ秦基博。いずれも オーガスタ 所属。

● 「One more time, One more chance」 が 山崎まさよし にとってのブレイク曲だという観点で考えれば,杏子 は「DISTANCIA」,スガシカオ は「ストーリー」,中島美嘉 は「STARS」という選択もあり。

● 「星のかけらを探しに行こう Again」の王道選曲を避けたのは,「9の音粋」水曜の過去の放送で既にオンエアされたことがあるから。それも数週間前なので,同じ曲を間を置かずにオンエアしないだろうという読み。元曲の「星のかけらを探しに行こう」を私が聴いたことがないので,聴いてみたいという願望も込みでの選曲。

● 編曲を担当された 森俊之 氏が担当した他の曲。とはいえ,曲が多すぎるので何を選ぶかが悩ましいでしょう。

 あえての意外な選曲が②と③。オーガスタ 祭りにする策もありますが,ちょっと意外感のある選曲を織り交ぜるのもアクセントとして良いと思うので,この2曲を入れ込みました。男性で「歌手ならではの俳優」が思い浮かばなかったので,女性の 中島美嘉 を取り上げましたが,山崎まさよし はシンガーソングライターという点がさらにすごいですよね。

 さて,実際の放送ではどんな流れになるか,藤田太郎 さんが構成するセットリストを楽しみにしています。