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2020/10

「PRIDE」への道 勝手にセットリスト ~bayfm「9の音粋」水曜コーナー~

 bayfm のラジオ番組「9の音粋水曜日の「○○への道」というコーナーの選曲(セットリスト)を勝手に考えるシリーズ。今週 10/28(水) の放送は,今井美樹 の「PRIDE」への道です。

 では,私が考えたセットリストを紹介します。


《Title Call》 今井美樹PRIDE」 への道!

① 「IF WE HOLD ON TOGETHERダイアナ・ロス

《Talk》 今井美樹 が主演したドラマ『想い出にかわるまで』(1990年1~3月,TBS系,金曜10時)の主題歌。今井美樹 といえばこのドラマを思い浮かべる方も多いでしょう。

 主演ドラマといえばもう1つ,『あしたがあるから』(1991年10~12月,TBS系,金曜10時)。このドラマの主題歌は自ら歌い,ミリオンセラーになりました。

② 「PIECE OF MY WISH今井美樹

③ 「I WILL上田知華

《Talk》 3曲目は,「PIECE OF MY WISH」をはじめとする初期の 今井美樹 作品を多く作曲した 上田知華 が自ら歌いヒットした曲。ドラマ『ヴァンサンカン・結婚』(1991年7~9月,フジテレビ系,木曜10時)の主題歌。

 女優が歌も歌うケースは多いですが,安定的な歌手活動を行う女優は,アイドルとして両方の活動がある人を除くと,実はとても少ないのです。その数少ないうちの1人が 薬師丸ひろ子。彼女のシングル曲の中から,上田知華 が作詞・作曲した名曲を。

④ 「風に乗って薬師丸ひろ子

《Talk》 CM明けは,今井美樹 と同じく,モデルから歌手に進出し成功したあの人!

----- CM -----

⑤ 「TREE CLIMBERS木村カエラ

《Talk》 モデルから女優に進出する人は多いですが,モデルから歌手に進出して成功したのは 今井美樹 と 木村カエラ が双璧。

 ここからは「PRIDE」の作詞・作曲者・プロデューサーであり,プライベートのパートナーでもある 布袋寅泰 に注目。布袋 が作曲した次の曲の作詞は,「PIECE OF MY WISH」をはじめとする初期の 今井美樹 作品を多く作詞した 岩里祐穂

⑥ 「サラバ、愛しき悲しみたちよももいろクローバーZ

⑦ 「POISON布袋寅泰

《Talk》 7曲目は,布袋 自身の最大のセールスを記録した曲。

 ではオーラス。布袋寅泰 がプロデュースする前までの,岩里祐穂,上田知華,そして編曲の 佐藤準 らが作り出してきた,透明感のある柔らかな世界観とは対極とも言える 布袋 のプロデュースにより,今井美樹 は新たなステージに入りました。彼女の強さを引き出し,後に夫婦となった彼らが作り出した,90年代女性ソロシンガー作品の頂点となった1曲。

⑧ 「PRIDE今井美樹


 今回は構成が悩ましかったです。布袋寅泰 さんの作詞・作曲・編曲なので,作家関連も広がりが少なく,モデル出身の歌手,女優兼歌手,木曜10時ドラマ主題歌,1996年10月期ドラマ,同時期ヒット曲なども,思いのほか選択肢が少なかったです。私はオリジナルアルバムも聴くほどの 今井美樹 ファンなんですが,個人的に 布袋 さんがプロデュースする前の作品に好きな曲が多いので,その時期の曲を入れる構成を考えた結果,前半(4曲目まで)の流れができました。

 ラス前(7曲目)が 布袋 さんの曲というのはあまりにベタで本当は避けたかったです。布袋 さんプロデュースの他のアーティストの曲でつなぎたかったですが,そこで(布袋 さんが最も強くプロデュースした) 山下久美子 さんってのも無粋ですよね。粋なつなぎが思い浮かばず,布袋 さん本人の曲というベタな選択となりました。

 さて,実際の放送ではどんな流れになるか,DJの 藤田太郎 さんが構成するセットリストを楽しみにしています。

「flower」への道 勝手にセットリスト ~bayfm「9の音粋」水曜コーナー~

 bayfm のラジオ番組「9の音粋水曜日の「○○への道」というコーナーの選曲(セットリスト)を勝手に考えるシリーズ。今週 10/14(水) の放送は,L'Arc~en~Ciel の「flower」への道です。

 今回はいきなりセットリストを書いてみます。


《Title Call》 L'Arc~en~Cielflower」 への道!

① 「すみれ September Love一風堂

《Talk》 一風堂は,男性が化粧をして世界観を放つバンド(L'Arc~en~Ciel はヴィジュアル系という言葉に抵抗感を持っているので,あえてこう表現)の先駆け的存在。メンバーの tetsuya は 一風堂 に影響を受け,yukihiro も彼らのテレビでのパフォーマンスが音楽を始めるきっかけになったと言っています。この曲は’90年代に SHAZNA がカバーしたので,知っている方も多いことでしょう。

 ここからは'90年代にヒットした,L'Arc~en~Ciel と同じ系統のバンドを紹介していきます。「flower」がブレイク曲(=初めてオリコンシングルチャートトップ10に入った曲。L'Arc~en~Ciel は「風にきえないで」)の次にリリースされ人気を決定づけた曲なので,これから紹介するバンドの楽曲も「ブレイク曲の次にリリースされたシングル曲」で統一します。

 まずは,この系統のバンドのトップとして,後続のバンドに多大な影響を与えた X (後の X JAPAN)から。メンバーの hyde が YOSHIKI と親しく交流しています。ブレイク曲「紅」に続いてリリースされたのは,「紅」の激しさから一転,バラードの実力を知らしめた名曲。

② 「ENDLESS RAINX

③ 「悪の華BUCK-TICK

《Talk》 メンバーの yukihiro がよく聞いていたという BUCK-TICK。メジャーデビュー曲「JUST ONE MORE KISS」がヒットし,その次にリリースした「悪の華」はオリコン1位を獲得。X と共に'90年代初頭を牽引したバンド。

 続いては,X より後,L'Arc~en~Ciel より一足早くヒットした LUNA SEA。ブレイク曲「IN MY DREAM (WITH SHIVER)」に続いてリリースしたこの曲が大ヒットして人気を不動にしました。

④ 「ROSIERLUNA SEA

《Talk》 ここまで'90年代前半に活躍したバンドが続きました。CM明けは,L'Arc~en~Ciel と同じ時期にメガヒットを連発したライバルのバンドが登場。

----- CM -----

⑤ 「BELOVEDGLAY

《Talk》 「flower」がリリースされた1996年に「グロリアス」でブレイクした彼らが,次にリリースしたのがこの曲。その後も大ヒットを連発し,L'Arc~en~Ciel と共に'90年代後半を代表するバンドに。

 続いては,メンバーの tetsuya が同郷で,デビュー前から交流があった 西川貴教。Luis-Mary という L'Arc~en~Ciel と同系統のバンドでデビューしましたがヒットに恵まれず,その後ソロプロジェクト T.M.Revolution で成功。「HIGH PRESSURE」でブレイクした次にリリースしたのがこの曲。

⑥ 「WHITE BREATHT.M.Revolution

⑦ 「SEE YOU黒夢

《Talk》 黒夢 のボーカル 清春 とは,メンバーの ken はデビュー前からの付き合いがあり,hyde も交流があります。ブレイク曲「BEAMS」の次にリリースしたのがこの曲。この後もヒット連発の 黒夢 も'90年代後半を彩ったバンドの1つ。

 ではオーラス。'90年代,X や BUCK-TICK から始まった,男性が化粧をして世界観を放つバンドの流れは,'90年代後半になると,骨太なロック系サウンドにとどまらず,歌謡曲テイストをも内包するポップス系の顔も見せるバンドが主流に。後に「winter fall」「HONEY」「snow drop」などポップス系の名曲を生み出した L'Arc~en~Ciel はその代表的な存在です。影がありつつも妖艶なビジュアルに,良質のポップメロディーが絶妙に融合した,L'Arc~en~Ciel 初期の傑作。

⑧ 「flowerL'Arc~en~Ciel


 いわゆるヴィジュアル系バンドほぼ一色で組み立てました。L'Arc~en~Ciel と関係性の強い シドBREAKERZ など後輩バンドも候補でしたが,先輩バンドと同時期のバンドだけで埋まってしまいました。やはりこの時期のヴィジュアル系は充実していますね。選曲は「ブレイク曲の次にリリースされた曲」という縛りを設けたのですが,偶然にも私が好きな「ROSIER」「BELOVED」を入れることができ,満足度の高い選曲ができました。

 「ブレイク曲の次にリリースされた曲」というのは,ブレイク曲より弱いヒットに留まることがけっこう多いのです。ブレイクすると周囲の期待が大きくなるので,それを超えないとどうしても評価が下がってしまいますからね。しかし,セットリストに取り上げたバンドは皆,ブレイク曲と同等かそれ以上のヒットを飛ばしていて,名を残すバンドの実力を改めて実感します。

 さて,実際の放送ではどんな流れになるか,DJの 藤田太郎 さんが構成するセットリストを楽しみにしています。

「ら・ら・ら」への道 勝手にセットリスト ~bayfm「9の音粋」水曜コーナー~

 bayfm のラジオ番組「9の音粋水曜日の「○○への道」というコーナーの選曲(セットリスト)を勝手に考えるシリーズ。今週 10/7(水) の放送は,大黒摩季 さんの「ら・ら・ら」への道です。

 選曲を考えるための材料は,以下のようなものがあります。(以下,登場人物敬称略)

● 大黒摩季 はいわゆる「ビーイング」系。コーラス参加や楽曲提供など,ビーイングのアーティストとの共演が多い。

女性パワフル系ボーカルの系譜をたどるのも興味深いです。バンドではないソロのシンガーで,パワフル系ボーカルの女性というのは案外少ないのです。

● この曲が発売された1995年はCDが最も売れた年と言われ,この年のヒット曲には傑作が多いんです。

● 大黒摩季 もご多分に漏れず他者の曲のカバーアルバムを制作しています。カバーの原曲を取り上げるのも面白そうです。

 さて,これらの材料を基に,セットリストを組んでみたいと思います。前回同様,《Talk》 は流れがわかる情報に絞ります。


《Title Call》 大黒摩季ら・ら・ら」 への道!

① 「翼の折れたエンジェル中村あゆみ

《Talk》 大黒摩季 と同じ系統の女性パワフル系ボーカルで,'80年代にヒットしたのが 中村あゆみ。ハスキーな歌声も 大黒摩季 に通じるものがあります。この曲は,大黒摩季 がカバーアルバムで歌っています。

 女性パワフル系ボーカルで'80年代を牽引したもう一人が 渡辺美里。今日は,後に SPEED をプロデュースした 伊秩弘将 が作曲した,パワー全開のこの曲。

② 「IT'S TOUGH渡辺美里

③ 「久宝留理子

《Talk》 3曲目は,大黒摩季 と同じ時期にヒットを連発した,'90年代前半の女性パワフル系ボーカルと言えばこの人,久宝留理子 の代表曲。

 次の曲は,彼らに続いて'90年代中盤~後半の女性パワフル系ボーカルとして大成功した 相川七瀬 のデビュー曲。

④ 「夢見る少女じゃいられない相川七瀬

《Talk》 CM明けは,相川七瀬 をプロデュースした,ビーイングを代表する作曲家が登場。

----- CM -----

⑤ 「憂鬱(じょうねつ)は眠らない大黒摩季 & 織田哲郎

《Talk》 大黒摩季 をはじめ ZARD や WANDS などのビーイングアーティストを中心に,膨大な数の作曲を手がけた 織田哲郎 が 大黒摩季 とデュエットしたこの曲。J-POP のデュエット曲の中でも格好良さが際立つ一曲。

 ではここからは,ビーイングから生まれたメガヒット曲の中から,大黒摩季 がコーラスとして参加した2曲を聞きましょう。大黒摩季 のコーラスがどこに入っているかを探しながら聞くのも楽しいと思います。

⑥ 「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけないB'z

⑦ 「負けないでZARD

《Talk》 2曲とも1993年のヒット曲。1992年に「DA・KA・RA」が大ヒットし,メジャーアーティストの道を歩み始めても,コーラス参加は続けていた 大黒摩季。ビーイングのメガヒットを見事にサポートしました。

 ではオーラス。ビーイングで将来を期待されながら,コーラス参加は多いもののデビューでは 坂井泉水(ZARD) に先を越されるなど下積みも経験。しかし,デビューすると2曲目の「DA・KA・RA」がミリオンセラーとなり,女性アーティストでは 坂井泉水 と共にビーイングを牽引する存在に。ビーイングのアーティストの多くが1993年にピークを迎える中,大黒摩季 は1995年に自身最大のヒット曲に巡り合いました。他の曲と違い語りかけるような楽曲ですが,強いだけでなく包み込むボーカルが見事にハマり,ライブの定番曲となっています。病気を乗り越え,今も,そしてこれからも,元気な歌声を届けてくれることでしょう。

⑧ 「ら・ら・ら大黒摩季


 選に漏れた曲。女性パワフル系ボーカルの系譜では,麻倉未稀アン・ルイス。麻倉未稀 の「ヒーロー」は 大黒摩季 がカバーしています。それから,大黒摩季 が作詞した曲では「イエ~ィ!!☆夏休み」 DISH// を入れたかった。DISH// は 北村匠海 が俳優として活躍し注目されていますからね。他には「ら・ら・ら」と同時期にヒットした女性ボーカルの曲として,

  • 「OVERNIGHT SENSATION」 trf
  • 「サンキュ.」 DREAMS COME TRUE
  • 「TRY ME」 安室奈美恵 with SUPER MONKEYS

なども選曲の候補になりました。今回は「女性パワフル系ボーカル」と「ビーイング」という2つのテーマで曲が埋まってしまい,これらが選外となりました。その割には,ビーイング枠の選曲がベタ過ぎるかな,という反省もあります。ビーイングの曲をもっと増やして,ビーイング中心の構成にする手もあったかもしれません。

 私のセットリストの中で,強引に入れたのが「憂鬱は眠らない」。この曲は,大黒摩季 のパワフルボーカルと,織田哲郎 のロックブルース系のボーカルがぶつかり合うんです。デュエット曲というのは普通,声を溶け合わせるものですが,ぶつかり合うデュエット曲という点がまず面白いです。また,女声メイン・男声ハモリのデュエット曲が主流な中,織田哲郎 がメイン,大黒摩季 がハモリというのも特徴的です。とにかくかっこいい作品で,J-POP デュエットの中で異彩を放つ一曲なので,ぜひ多くの方に聞いて,そして歌ってもらいたいです(私はこの曲をきちんと歌える人にまだ出会ったことがありません)。

 大黒摩季 と言えば「DA・KA・RA」「夏が来る」「熱くなれ」のような強いボーカルが印象的であり,「ら・ら・ら」が代表曲というのは個人的には意外だと感じますが,現実には彼女最大のヒット曲になりました。実はこの現象はありがちで,例えば 木村カエラ の最大のヒット曲は「Butterfly」ですが,これは 木村カエラ が得意とするブリティッシュロック系ではありませんよね。とはいえ,最大のヒット曲になるということは,それがアーティストにフィットしていると世間に認められているわけで,大黒摩季 の場合は強いボーカル・強い歌詞だと圧倒されて重たく感じる人もいる一方で,「ら・ら・ら」は応援系の歌詞なので,少し抑えめながら芯のある歌声に好感を持った人が多かったのかもしれません。

 さて,実際の放送ではどんな流れになるか,DJの 藤田太郎 さんが構成するセットリストを楽しみにしています。

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