マイクを持てば酔っぱらい

~カラオケをこよなく愛するITシステムエンジニアのブログ~

2021/03

世界フィギュア2021プレビュー

 いよいよ,フィギュアスケート世界選手権が始まります。昨年の世界選手権は中止され,今季のグランプリファイナルも開催されていませんので,全世界のトップスケーターが集う大会はグランプリファイナル2019以来,1年3ヶ月ぶりとなります。本来であれば,羽生結弦 選手の王者奪還なるか? 紀平梨花 選手の初優勝は? 北京五輪の出場枠3枠を確保できるか? などの話題で盛り上がりたいところですが,こういうご時世だと,勝負をあおる気持ちにはなかなかなれませんね。無事に開催され,選手の皆さんにはベストな演技をしてほしい,それを切に願うだけです。

 簡単に見所に触れておきたいと思います。男子はやはり 羽生結弦 vs ネイサン・チェン(米)の頂上決戦でしょう。今季の 羽生 選手のプログラムは SP(Short Program,ショートプログラム)も FS(Free Skating,フリースケーティング)も素晴らしく,個人的予想としては両方とも北京五輪に持っていくのではないかと思えるプログラムです。良い演技だった全日本選手権からさらに完成度を上げられれば,スコア 330 点もあり得ると思います。

 ただ,チェン 選手に勝って優勝する可能性は,正直なところかなり低いです。チェン 選手のジャンプの安定感や,羽生 選手とはまた違ったプログラム全体の構成力は,完全にチャンピオンであり,羽生 選手は今や追う立場にいます。羽生 選手に勝機があるとすれば,SP を完璧に演じて,チェン 選手に FS でミスできないというプレッシャーを与えることです。過去最高の名勝負が生まれることを期待しましょう。

 日本からは,羽生 選手に加え,宇野昌磨鍵山優真 の両選手も出場します。スイスで ランビエール コーチの指導を受け密かに優勝を狙う 宇野 選手。世界選手権初出場で世界にアピールしたい 鍵山 選手。2人のどちらかが表彰台に乗る可能性は大いにあり,彼らの演技もとても楽しみです。

 チェン 選手以外の他国の注目選手としては,ジェイソン・ブラウン(米),ヴィンセント・ジョウ(米),ボーヤン・ジン(金博洋,中国),コリヤダ(ロシア)の各選手が表彰台を争うことになるでしょう。

 続いて女子。紀平梨花坂本花織宮原知子 の日本勢 vs シェルバコワトゥルソワトゥクタミシェワ のロシア勢という,ここ数年続く構図が今回も当てはまります。FS に4回転ジャンプと 3A(トリプルアクセル)2本を入れる 紀平 選手は,SP も FS も完璧でスコアを 240 点台に乗せれば優勝が見えてくると思います。安定感と勝負度胸抜群の 坂本 選手,高い経験値と演技構成力を持つ 宮原 選手は,ロシア選手が崩れれば表彰台を狙えると思いますが,彼らの演技は唯一無二の魅力にあふれているので,スコアに関係なく堪能したいです。

 対するロシア勢は,4Lz(4回転ルッツ)を FS で2本入れ,総合力も高い シェルバコワ 選手が優勝候補筆頭です。4回転ジャンプを FS で4~5本入れてくる トゥルソワ 選手も,波に乗ったら手が付けられない爆発力を持っています。トゥクタミシェワ 選手は,競争が激烈なロシアで20代でも代表になる確かな技術と,彼女にしか表現できない成熟した雰囲気のスケーティングが素晴らしいです。昨季に大活躍した コストルナヤ 選手が代表を逃すという波乱がありましたが,強力な3選手であることに変わりはありません。

 コロナ禍の影響はフィギュアスケートにも直撃しており,今季の国際大会の多くが中止されたり,新型コロナウイルスに罹患した選手も出たりしました。ですから,予期せぬ波乱が起きる可能性は例年より高いとは思いますが,それに乗じて好成績を収めたとしてもあまり喜べるものではないでしょう。今回は,勝負のことはあまり考えずに,全ての選手の境遇や努力に思いをはせながら観戦したいと思います。

海老名市 予選会出場…のはずが…

 今から18年も前の2003年,幸運にも NHK のど自慢に出場して以来,あの貴重な体験を再度味わうべく,のど自慢へのチャレンジを続けていますが,2017年の 大和市 以来,4年ぶりに予選会出場のチャンスが巡ってきました。3/14(日)放送の 神奈川県 海老名市 の回です。関東1都3県は緊急事態宣言が延長され,開催されるかどうか極めて不透明ですが,貴重な機会ですから,細心の注意を払いつつ楽しんで臨みたいと思います。

 いつもなら,予選会の出場可否はハガキ(自分が投函した往復葉書の返信分)で届くのですが,今回は封書が届きました。新型ウイルス対応で今までと進め方が大きく異なるので,ハガキでは詳細を載せきれず,資料が同封されていました。今までと何が違うのか,以下に記します。

比較項目前回(2017年)今回(2021年)
予選会参加者数 250組150組
本放送出場者数20組18組
伴奏生バンドカラオケ
応援者来場不可
出場者発表会場電話

 多くの人が集まるイベントなので,参加者や関係者の接触機会をできる限り減らそうという方針のようです。歌い手としてエントリーした人だけが放送前日(土曜日)の予選会会場に入場でき,しかも25組ずつのブロックに分けて,各ブロックの開始・終了時間をずらす形がとられています。自分の歌が終わると退場(帰宅)することになるので,出場者には電話で連絡が来るというスタイルになっています。応援がなく,伴奏もカラオケ(予選会のみ。本放送は生バンド)ということで,予選会のステージはオーディションみたいな雰囲気になるでしょうね。予選会でも生バンドで歌える,というのが楽しみの1つだったのですが,まぁ致し方ないところでしょう。他のブロックの人たちの歌を見ることができないので,自分が出場できた場合に,他の出場者の雰囲気や歌は当日のリハーサルで初めて知ることになります。このように,いろいろと従来とは違う点があるので,新鮮な気持ちで参加できると思います。

 ・・・と,ハガキ到着直後に文章を書いたのですが,残念ながら今週末の 海老名市 の回は中止となりました。神奈川県や近県ののど自慢予選会に応募し続けていますが,ハガキ抽選に当たって予選会に出られるのは3~4年に1度くらいなので,その貴重なチャンスがなくなってしまうのは,緊急事態宣言が延長された時点で予想されたこととはいえ,やっぱり残念な気持ちが大きいですね。NHK からは丁寧なことに,電話とハガキで中止の連絡を頂きました。中止連絡のハガキというのもなかなかレアだと思うので,出場通知ハガキと共に画像を載せておきます。

nodojiman202103

 歌う予定だった「曼殊沙華」は,山口百恵 さんの曲の中で私が一番好きな曲です。先日 NHK 地上波総合チャンネルで放送された彼女の引退コンサートの中でも,この曲は強い思い入れをもって歌われていましたよね。男性の私がこの曲をチョイスするのは,曲や歌手が好きだからということ以外にも理由があります。今回のゲスト歌手は 野口五郎 さんと 藤あや子 さんの予定だったのですが,藤あや子 さんが「曼殊沙華」をカバーしたシングル(こちらも素晴らしい作品なんです)を出されていることから,藤あや子 さんがゲストの回の選曲は「曼殊沙華」にして今までも応募してきました。ようやく今回,この曲で予選会に行けたので,もし本放送に出演できれば 藤あや子 さんとお話しできる機会が得られたのではないかと思います。その点でも今回の中止は残念でした。

 これにめげず,今後ものど自慢へのチャレンジを続けていこうと思います。とはいえ,まずはのど自慢のようなイベントが堂々と開催できる状況になってほしいものですね。

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