マイクを持てば酔っぱらい

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リプニツカヤ

ソチ五輪フィギュアスケート女子シングル総括

 金メダル争いは,男子とは違い,ミスのないレベルの高いものでした。ソトニコワ選手(RUS)は,これまでフリーで崩れる印象があったのですが,今回はリプニツカヤ選手(RUS)が今一つだったためか,母国に金メダルをもたらそうという使命感と,リプニツカヤが急に注目されたことへのライバル心が,とても良い方向に出たように思います。点が出過ぎとの批判についてはそう思うところもありますが,相対的に一番良かったのは間違いないと思います。ソトニコワ選手が点数出過ぎなら,キム選手(KOR)にも同じことが言えると思いますし,キム選手は4年前のバンクーバー五輪では点数を取る側でしたが,今回は取られる側になってしまったのも数奇なものを感じます。それにしても,ソトニコワ選手がここまでメンタルが強いとは思いませんでした。ここで得た自信を今後どのように生かしていくのか,とても楽しみです。

 他の選手にも触れておきたいと思います。鈴木選手は,ベストの演技とは言えませんでしたが,五輪2大会連続入賞は,浅田選手,キム選手と3人だけの偉業です。鈴木選手の演技は,点数争いを忘れさせてくれる清らかさに満ち溢れていました。村上選手は,浅田選手のショックに付き合ってしまった感じがしました。ああいうときこそ,空気を読まない天真爛漫さが出るといいと思います。

 リプニツカヤ選手は,団体戦の疲労を乗り越えてくれると期待していましたが,さすがに五輪は彼女にとっても特別な空気だったようです。それでも,合計200点を超えてきたあたり,只者ではありません。演技構成点も急速に伸びてきましたし,今後のフィギュア界で主役になっていくと思います。世界フィギュアでは完璧に決めて優勝争いをしてほしいです。

 ゴールド選手(USA)は,全米選手権の勢いそのままに,五輪でもとても良い演技でした。もっと演技構成点が出てもよかったと思いますし,この数ヶ月で急速に演技の完成度が上がってきました。来季以降,ワグナー選手(USA)に代わって米国を引っ張っていく存在になると思います。

ソチ五輪フィギュアスケート女子シングル順位予想

 いよいよ女子が始まりました。願望的順位予想と見どころを記してみます。
  1. 浅田真央
  2. リプニツカヤ (RUS)
  3. 鈴木明子
 浅田選手は,ノーミスなら間違いなく金メダルです。しかし,転倒しなかったとしても,抜け(パンク),回転不足,両足着氷など、減点になるミスのリスクはいくらでもありますので,どれだけミスなく演技できるか,そしてミスを恐れないメンタルを持っているか,が勝敗を左右します。また,ミスしてもすぐ気持ちを切り替えてミスを連鎖させないことも重要です。全日本や五輪団体戦では精彩を欠いていましたが,どちらもピークを持ってくる必要がない試合であり,この2試合は参考になりませんが,他の選手はメンタルが強いだけに,金メダルを意識し過ぎないことを祈るばかりです。

 トリプルアクセルをフリーで1回にしたのは大正解だと思います。ミスのリスク低減はもとより,後続の演技への余力ができるので,個々の技の出来映えや全体の印象が良くなると思います。浅田選手はとかくトリプルアクセルが取り上げられがちですが,本来は総合力のスケーター。全てのジャンプ,スピン,ステップ,そして全体の流れの素晴らしさを堪能したいと思います。この4年間,女子シングルで最も活躍したのは浅田選手ですから,そのご褒美がもたらされるでしょう。

 リプニツカヤ選手(RUS)は,ここへ来て急に金メダル候補かのような扱われ方をしていますが,私は昨年末から金・銀は浅田選手とリプニツカヤ選手だと見ていました。今季グランプリファイナルで生観戦したとき,その演技の素晴らしさに一気に引き込まれました。グランプリファイナルの演技構成点が,浅田選手とリプニツカヤ選手で8点も差があったのですが,その場で観た限りそんなに差があるとは思えませんでした。ですから,五輪団体戦で出た得点は,やっと私の実感どおりになった感じがしています。ジュニア上がりだから,15歳だから,などと過小評価しても,実際に演技が良いですし,団体戦で現実に点数が出ているのですから,有力な金メダル候補なのは間違いありません。グランプリファイナルでは,他の選手がミス続出の中,1人ノーミスで収めており,メンタルも強靭ではないかと予想します。ショートプログラムでは滑走順にも恵まれました。個人種目まで金メダルを持っていかれてはたまりませんが,手ごわい相手となりそうです。金・銀は合計220点に迫る争いとなるでしょう。

 鈴木選手は,全日本を再現できれば,銅メダルが十分に狙えます。例年,鈴木選手はプログラムが素晴らしいのですが,プログラムに恵まれているというよりも,曲を解釈して自分の世界を構成することがとても上手だと思います。全日本では神が下りてきましたが,五輪でも再び神が下りてくることを祈りましょう。

 キム選手(KOR)は,ショートプログラムは首位争いをすると思いますが,フリーは後半でミスが出る可能性が高く,銅メダルさえも厳しいと思います。メディアは対決の構図を煽っていますが,浅田選手やリプニツカヤ選手の敵にはならないと見ています。浅田選手だけをマークしていればよかったところに,リプニツカヤ選手が浮上してきたことが,キム選手のメンタルに微妙な影響を及ぼすと思います。1人ではなく2人が相手になる分,ミスが許されない気持ちが強くなり,それがミスを誘発する可能性が高いでしょう。

 その他,村上選手,コストナー選手(ITA),ゴールド選手(USA),ソトニコワ選手(RUS)が合計200点を超える力を持っています。村上選手やゴールド選手は,ショートプログラムが良ければ一気に気持ちが乗ってくると思います。コストナー選手は団体戦の印象から演技構成点がとても高くなると思います。ソトニコワ選手の情報が飛び交っていないのも不気味です。リプニツカヤ選手に気を取られていると,ソトニコワ選手が不意打ちで抜け出す可能性もあります。男子同様,銅メダル争いがとても面白くなりそうです。

 個人的にはワグナー選手(USA)にも頑張ってほしい。あと,李(リー)選手(CHN)の可憐さにも注目です。
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